花粉症対策に鍼灸治療
毎年悩まされる国民病
花粉症は今や罹患者が2000万人とも言われ、日本国民の5人に1人が患っています。花粉症は、からだの免疫機構が過剰に反応し、種々の症状があらわれます。この免疫機構そのものは、人体にとって悪い事ではなく、むしろヒトが生きていくためは必要なもので、カラダを異物から守るためにはなくてはならない機能です。問題なのはその度合い。花粉などのアレルゲンに対して、過剰な反応をしすぎる為、その結果として、鼻水が止まらない、むずむずして痒い、目が赤くなったり、痒くてたまらない、頭が痛い、ぼーっとするなどの種々の症状が現れるのです。
特に、疲れが溜まっているときは要注意です。自律神経のバランスが良いと、花粉(アレルゲン)が体に侵入して、ige抗体(免疫グロブリンe)に結合しても、花粉症の症状が起こらないように調整してくれます。免疫系が正常に保たれ、過剰な反応をしないからです。疲れてくると、副交感神経の緊張が高まったり、交感神経がおさえられていたりして、肥満細胞からヒスタミンが放出されやすくなり、症状が出やすくなります。また東洋医学の考えでは花粉症の発症には、患者さんの体質が大きな要素と考えられています。突然、鼻がムズムズし、くしゃみが止まらず鼻水が流れるといった症状は昔から知られていて、程度の差こそあれ、これはまさに花粉症の症状と言えるでしょう。これらの症状が出るのは、体質・体調が悪いために、体に歪みが生じ、引き起こされると考えていて、体質を改善して症状がでないようにしようというのが、花粉症の鍼灸治療の基本です。つまり、花粉症の症状が発症してから、その症状の軽減を目的に治療を行うだけではなく、平素から体質改善の為の治療を行い、症状をでないように予防することが大切です。そうしておけば、万一発症しても、軽微な症状のレベルでおさめる事ができるのです。
日常の花粉症対策
花粉は時期になれば、いつでも我々の身の回りを飛び交っていて、意識して予防しないと、呼吸と共に体内にどんどん入ってきます。花粉アレルギーをできるだけ起こさせないようにする為には、アレルゲンである花粉をできるだけ体内に取り込まない努力も必要です。日頃から心がけていれば、より多くの花粉を体内へ取り込まなくても済みますので、鍼灸リンパマッサージ治療の効果も高める事ができます。日常生活では次のような点に気をつけましょう。
●日常生活の注意点
風の強い日の外出を避けるか、マスク、めがねカバーやゴーグルなどを着用。
花粉が付着しにくい服を着る。
玄関に入る前に、服についている花粉を払う。
室内を空気清浄機などを利用して、清潔に保つ。
洗顔やうがいをして、花粉を残さない。
